R言語で、因子水準を数値順に並び替える方法について解説します。因子の操作には、tidyverseパッケージに含まれているforcatsパッケージを使用するのが便利です。ここでは、forcatsパッケージのfct_inseq()を使用した方法についてお伝えします。
fct_inseq()の概要
fct_inseq()は、因子水準を数値順に並び替えるための関数です。
fct_inseq()の使い方
forcats::fct_inseq()の使い方は次になります。
fct_inseq(f, ordered = NA)
fct_inseq()の引数の意味
f
因子を指定します。
ordered = NA
出力を「順序付けられた因子」にするかどうかの論理値を指定します。
NAは既存の状態を保持します。
準備
あらかじめ、tidyverseパッケージを読み込んでおきます。
library(tidyverse)
解説のために、次の因子を使用します。
f <- fct(c("3", "2", "1"))
因子水準を数値順に並び替える
因子fに対して、因子水準を数値順に並び替えるには次のようにします。
fct_inseq(f)
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Levels: 1 2 3
R×forcats::fct_inseq 因子水準を数値順に並び替える