R言語で、因子水準を頻度の降順に並び替える方法について解説します。因子の操作には、tidyverseパッケージに含まれているforcatsパッケージを使用するのが便利です。ここでは、forcatsパッケージのfct_infreq()を使用した方法についてお伝えします。

fct_infreq()の概要

fct_infreq()は、各因子水準の観測数の頻度の降順に並び替えるための関数です。

fct_infreq()の使い方

forcats::fct_infreq()の使い方は次になります。


fct_infreq(f, w = NULL, ordered = NA)

fct_infreq()の引数の意味

f

因子を指定します。

w = NULL

f内の各値(因子水準ではない)の頻度の重みを示すオプションの数値ベクトルを指定します。

ordered = NA

出力を「順序付けられた因子」にするかどうかの論理値を指定します。
NAは既存の状態を保持します。

準備

あらかじめ、tidyverseパッケージを読み込んでおきます。


library(tidyverse)

解説のために、次の因子を使用します。


f <-  fct(c("a", "b", "b", "c", "c", "c"))

因子水準を頻度の降順に並び替える

因子fに対して、因子水準を頻度の降順に並び替えるには次のようにします。


fct_infreq(f)

[1] a b b c c c
Levels: c b a
R×forcats::fct_infreq 因子水準を頻度の降順に並び替える