R言語で、NA値を因子水準に組み込む方法について解説します。因子の操作には、tidyverseパッケージに含まれているforcatsパッケージを使用するのが便利です。ここでは、forcatsパッケージのfct_na_value_to_level()を使用した方法についてお伝えします。
目次
fct_na_value_to_levelの概要
fct_na_value_to_level()は、MA値を因子水準に組み込むための関数です。
fct_na_value_to_level()の使い方
fct_na_value_to_level(f, level = NA)
fct_na_value_to_level()の引数
f
因子(または文字ベクトル)を指定します。
level = NA
オプションで、NA値をNA水準に変換する代わりに、この値を持つ水準に変換します。
準備
あらかじめ、tidyverseパッケージを読み込んでおきます。
library(tidyverse)
具体例で使用する変数を準備します。
f <- factor(c("A", NA, "C", NA, "E"))
f
[1] A <NA> C <NA> E
Levels: A C E
NA値を因子水準に組み込む
NA値を因子水準に組み込むには次のようにします。
fct_na_value_to_level(f)
[1] A <NA> C <NA> E
Levels: A C E <NA>
R×forcats::fct_na_value_to_level NA値を因子水準に組み込む
