R言語で、文字列を埋め込む方法について解説します。文字列の操作には、tidyverseパッケージに含まれているstringrパッケージを使用するのが便利です。ここでは、stringrパッケージのstr_glue()を使用した方法についてお伝えします。

str_glue()は、Pythonでいうところのformat()やf文字列のことです。

str_glue()の概要

str_glue()は、文字列を埋め込むための関数です。

str_glue()の使い方


str_glue(..., .sep = "", .envir = parent.frame())

str_glue()の引数

名前のない引数は、フォーマットする式文字列として扱われます。複数の入力は、フォーマットする前に連結されます。名前付きの引数は、置換に使用できる一時変数として扱われます。

sep = “”

要素を区切るために使用されるセパレーターの文字列を指定します。

.envir = parent.frame()

各式を評価する環境を指定します。
式は左から右に評価されます。.xが環境の場合、式はその環境で評価され、.envirは無視されます。NULLが渡された場合は、emptyenv()と同等になります。

str_glue()の戻り値

最長入力と同じ長さの文字ベクトル。

準備

あらかじめ、tidyverseパッケージを読み込んでおきます。


library(tidyverse)

str_glue()の使用例

文字列埋め込みには次のようにします。


A <- "あ"
B <- "う"
C <- "お"
str_glue("{A} い {B} え {C}")

あ い う え お
R×stringr::str_glue 文字列の埋め込み