R言語で、複数の文字列に1つに統合する方法について解説します。文字列の操作には、tidyverseパッケージに含まれているstringrパッケージを使用するのが便利です。ここでは、stringrパッケージのstr_c()を使用した方法についてお伝えします。
str_c()の概要
str_c()は、複数の文字列に1つに統合するための関数です。
str_c()の使い方
stringr::str_c()の使い方は次になります。
str_c(..., sep = "", collapse = NULL)
str_c()の引数の意味
…
1つ以上の文字ベクトルを指定します。
NULLは削除されます。スカラー入力(長さ1のベクトル)は、ベクトル入力の共通の長さにリサイクルされます。他のほとんどのR関数と同様に、欠損値は「感染性」があります。欠損値が別の文字列と結合されると、結果は常に欠損値になります。目的の値に変換するには、dplyr::coalesce()またはstr_replace_na()を使用します。
sep = “”
入力ベクトルの間に挿入する文字列を指定します。
collapse = NULL
出力を単一の文字列に結合するために使用されるオプションの文字列を指定します。
通常、この動作が必要な場合はstr_flatten()を使用する方が適切です。
準備
あらかじめ、tidyverseパッケージを読み込んでおきます。
library(tidyverse)
解説のために、次の文字列を使用します。
s1 <- "So many men"
s2 <- "so many minds"
str_c()の使用例
文字列s1とs2を結合し、s1とs2の間に「, 」を挿入するには次のようにします。
str_c(s1, s2, sep = ", ")
[1] "So many men, so many minds"
R×stringr::str_c 複数の文字列に1つに統合する
